Sちゃんは、両目の摘出手術を受けた。
でも、ちゃんと元気にお散歩に来る。今は蝉がうるさいので、それに暑いし、お休み中だけど、音のなるボールで、ボール投げもできる。
手術する前は、よく知っている犬以外が近づくと「ガウッ」っと蹴散らしたりしていた。
最初は、うちのぼくちんも蹴散らされたりしたけど、でも、ぼくちんは言い返す事もなかった。だから、そこに、変な敵意がないという事は、(犬後を理解する)他の犬達にはちゃんと伝わっていた。
緑内障が悪化し、摘出、と聞いた時には、私も、お散歩の仲間も、ちょっとしょんぼりした。
手術をしてから、Sちゃんは明るくなった。
聞くところによると、緑内障は、眼圧が上がってしまって、本人は大きな苦痛を抱えるという。
それが無くなったSちゃんは、気持ちも本来の、明るい性格に戻った様子。毎日、楽しそうにお散歩に来る。
通いなれた公園、段差のあるところの前では、自然と前足を高くあげ、段差を探す。
Sちゃん、こっち、と呼ぶと、ちゃんとこちらへ向かってきてくれる。
QOLって、大切なんだなぁ、っとつくづく思う。